環境計量士(濃度)

第71回計量士国家試験問題の正解と解説【環化 問16~20】

2020年12月に実施された「第71回計量士国家試験問題」の解答と解説になります。

問題文及び解答は経済産業省のHPにある「過去の計量士国家試験問題」から引用しています。

 

解説は私の見解になります。解説が間違っている可能性もありますので、予めご了承ください。

 

どうやって勉強を進めればいいのかわからない方はこちらの記事も読んでみて下さい。

環境計量士とは?取得までのロードマップも解説!

 

問16~20の内容は?

「環境計量に関する基礎知識(化学)」の問11~15の内容は以下の通りです。

  • 問16 蒸気圧降下(ラウールの法則)
  • 問17 コロイドの性質
  • 問18 気体の状態方程式
  • 問19 凝固点降下
  • 問20 光の吸収(ランベルト・ベールの法則)

問16 蒸気圧降下(ラウールの法則)

問16

 水180 gにグルコース(モル質量 180 g mol-1)18.0 gを溶かした水溶液の25℃における蒸気圧は幾らか。次の中から最も近いものを一つ選べ。ただし、25℃における水の蒸気圧は3.17 kPaであり、水溶液は理想溶液とし、ラウールの法則に従うものとする。

  1. 1.41 kPa
  2. 1.76 kPa
  3. 2.24 kPa
  4. 2.85 kPa
  5. 3.14 kPa

 

正解と解説

5 3.14 kPa

  

問17 コロイドの性質

問17 

コロイドの性質に関する次の記述の中から、誤っているものを一つ選べ。

  1. 球状の金コロイドは粒子サイズが10 nm程度のとき赤色を示す。
  2. ブラウン運動はコロイドの熱運動によって生じる。
  3. 粘土が分散している水では、硫酸ナトリウムよりも硫酸アルミニウムの方が少ない物質量の添加で凝析が起こる。
  4. 海面活性剤分子は溶液中でコロイドを形成できる。
  5. コロイドは空気中にも存在する。

 

正解と解説

2 ブラウン運動はコロイドの熱運動によって生じる。

 

問18 気体の状態方程式

問18

容器内の液体窒素が完全に気化したとき、0℃、1 atmの条件下で2240 Lの窒素ガスが発生した。はじめに存在した液体窒素の体積は幾らか。次の中から最も近いものを一つ選べ。ただし、窒素の原子量は14.0、液体窒素の密度は0.800 g cm-3とする。また、0℃、1 atmの条件下での窒素ガス1 molの占める堆積は22.4 Lとする。

  1. 1.40 L
  2. 1.75 L
  3. 2.80 L
  4. 3.50 L
  5. 5.60 L

正解と解説

 4 3.50 L

 

 

問19 凝固点降下

問19

圧力一定の条件で静置した希薄食塩水を一定の冷却速度で冷却したところ、凝固点付近で以下の冷却曲線が得られた。この冷却曲線に関する次の記述の中から、誤っているものを一つ選べ。

  1. 凝固点温度から点①の温度t1に至るまでの間は過冷却状態であり、液相のみが存在する。
  2. 希薄食塩水の凝固では、先に溶媒だけが凝固する。
  3. この希薄食塩水の凝固点は、点②の温度t2である。
  4. 点③では、固相と液相が共存する。
  5. 純水の冷却曲線では、点②~③区間で見られる液温の低下は起こらない。

 

正解と解説

3 この希薄食塩水の凝固点は、点②の温度t2である。

 

 

問20 光の吸収(ランベルト・ベールの法則)

問20

ある溶質の濃度がcである水溶液の光の透過率を測定した。光路長がtのセルを用いた場合、光の透過率が50%であった。その後、光路長が2tのセルを用い、光の透過率が50%になるようにこの水溶液の濃度を調整した。物質による光の吸収はランベルト・ベールの法則(I=I0exp(ーkct))に従うとすると、濃度調整後の水溶液濃度は幾らか。次の中から正しいものを一つ選べ。ただし、I0:入射光強度、I:透過光強度、k:比例定数、t:光路長とする。また、水とセルの吸収は無視できるものとする。

  1. c/10
  2. c/8
  3. c/6
  4. c/4
  5. c/2

 

正解と解説

5 c/2

関連記事

環境計量士とは?資格取得までのロードマップも解説!

環境計量士(濃度)過去問の正解と解説

環境計量士(濃度)おすすめ参考書・問題集