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計量士とは?
計量士は、計量法に基づく職務のほか、適正な計量の実施を確保するための計量管理を担う者です。そのため、計量法に基づき、計量器の検査その他の計量管理を適確に行うために必要な知識経験を有する者に対して、一定の要件のもとに計量士の国家資格を付与します。
経済産業省HPより引用
「一定の要件」とは以下の通りです。
- 計量士国家試験に合格し、かつ、登録する計量士の区分に応じて経済産業省令に定める条件に該当すること。
- 国立研究開発法人産業技術総合研究所(計量研修センター)の実施する教習の課程を修了し、かつ、登録する計量士の区分に応じて経済産業省令に定める条件に該当し、かつ、計量行政審議会が認めること。
環境計量士の資格には(濃度関係)と(騒音・振動)の2種類があります。
どちらも「計量士国家試験」で合格しなければなりません。
環境計量士国家試験の合格基準は?
令和3年12月12日に行われた第72回計量士国家試験の合格基準はこちらです。
- 専門2科目(環境計量に関する基礎知識(化学)、化学分析概論及び濃度の計量)は、112点以上(28/50問)
- 共通2科目(計量関係法規、計量管理概論)は、120点以上(30/50問)
環境計量士の講座は?
日本環境測定分析協会が主催する「環境計量士国家試験受験準備講習会」や「環境計量士国家試験受験直前講習会」などがありますが、どちらも短期間で行うレッスンのようなスタイルです。そのため、日々の勉強は参考書や問題集を使った独学がメインとなります。
つまり、環境計量士の勉強には参考書や問題集がほぼ必須になります。基本的には独学がメインとなるでしょう。
環境計量士を取得するための基本的なロードマップ
- 過去問を解いてみて現在の自分の実力をチェック
- 参考書・問題集を使って復習
- 過去問を解く
1.過去問を解いてみて現在の自分の実力をチェック
【資格勉強の第1歩!】まずは過去問を解こう!
2.参考書・問題集を使って復習
おすすめ参考書・問題集
はじめて学ぶ 環境計量士試験 濃度関係
リンク
はじめて学ぶ 環境計量士試験 騒音・振動関係
リンク
Yoshikun
「この1冊で合格できます!」という本ではないですが、環境計量士をこれから受験したいという方には入門書としておススメです。
2022年版 環境計量士試験[濃度・共通] 攻略問題集
リンク
2022年版 環境計量士試験[騒音振動・共通] 攻略問題集
リンク
3.過去問を解く
過去問を解く→参考書→過去問の繰り返し
最後に
環境計量士という資格は難易度が高く、時間がなかなか取れない人にとっては諦めてしまう人もいるかもしれません。
しかし、環境計量士の勉強をしていく中で、「分析業務の理解が深まった」、「化学への苦手意識がなくなった」など、自分に自信がつくようになります。
ぜひ1日30分でいいので、コツコツと自分の知識を増やしていきましょう。
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